
私TaliskerManiaがタリスカー以外のお酒をレビューする企画。
今回は「アードベッグ10年」の特徴を少しでもわかりやすくお伝えできればと思います。
オフィシャル テイスティングノート
アードベッグといえば最近ではコミッティリリースも増え限定アードベッグが適正価格で購入するチャンスがグッと増したように思います。
以前よりもウイスキー需要が減ったためか、はたまた価格の上昇と共に日本の経済悪化で皆が買わなくなったのかは不明ですが、意外と長時間購入できるようになった印象です。
今回紹介するアードベッグ10年はアードベッグのコアレンジでありフラッグシップボトルなので、まずアードベッグを飲むという方は、是非ここから初めていただきたいです。
それではオフィシャルのテイスティングノートを見ていきましょう。
香り:強烈な煙のような果物のバーストは、ダークチョコレートで包まれた、レモンとライムを注入した泥炭の雰囲気。大胆なメントールとブラックペッパーが甘い煙の中をスライスし、その後、タリーロープとグラファイトが続きます。緑のピーマン、焼きパイナップル、洋ナシジュースと一緒に、スモークフィッシュとサクサクしたベーコンの香りを味わいます。
味わい:何百万もの風味爆発を引き起こします。ピートはピリッとしたレモンとライムジュースで泡立ち、焼けるようなシナモンスパイスのあるタフィーとブラックペッパーがポップします。それから、滑らかなバターミルク、熟したバナナ、カラントを注入した塩水の波が来ます。一口の温かいクリーミーなカプチーノとトーストしたマシュマロをもたらします。味が長くなり、深くなると、乾燥エスプレッソ、リロマスの根、タリーの煙が、歯ごたえのある泥炭オイルでコーティングします。フィニッシュ:タリーエスプレッソ、アニス、トーストしたアーモンド、柔らかい大麦と新鮮な洋ナシの痕跡があり、長くてスモーキーです。
出典:https://www.ardbeg.com/Ardbeg%20Ten%20Years%20Old-1076744.html
アードベッグ10年の味をレビュー

ではストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボールといったウイスキーの定番の飲み方をレビューしていきたいと思います。
基本的にはストレートの味のレビューを参考にしていただければと思います。
アードベッグ10年 ストレート
香りはグラスに注いだ段階でピート&スモークが香ってきます。しかしながらこの磯っぽい臭さと共に膨らむような甘さを持つ事にも気づくと思います。
バニラクッキーや優しく香る柑橘フルーツのフルーティな香りが凄くいいですよね。
飲んでみるとほんのりと甘味を帯びた味わいを覆うピートの磯っぽさと焚き火のようなスモーク香。さらに奥にはモルトの甘味がしっかり目に現れます。
最後まで口中を覆うピート&スモークと甘味がクセになる味わいで、この香りと甘味が多くのアードベッグファンを生み出してるのがわかります。
アードベッグ10年 オン・ザ・ロックス
オン・ザ・ロックスにするとよりハッキリと甘味を感じることが出来ますね。もちろんピートも強く感じられ、甘臭いという紹介がバッチリ合う味わいに。
オン・ザ・ロックスに比べるとストレートの方が若干ドライな気がしました。
氷が溶け始めると、じわじわとマイルドなヨード香に甘味が溶け、それらが合わさる事でミーティなニュアンスとして感じる方もいるはず。
オン・ザ・ロックスにしてもとても美味しいですね。
アードベッグ10年 ハイボール
最後にハイボール。アードベッグ10年といえば、アイラのクセのあるハイボールの中でもトップクラスに人気のハイボールではないでしょうか。
ピート香とスモーキーさは勿論の事ですが、奥から現れる甘味と優しく感じるレモンのようなフルーティさがなんとも言えない美味しさですよね。
キレのあるドライな感覚と、溢れるようなスモーキーさが本当にクセになるハイボールで、これにハマっちゃうと他のウイスキーでは物足りなさを感じる方も多いのではないでしょうか。
ハイボールは抜群の美味しさだと思います。
おすすめのペアリング
今回のアードベッグ10年におすすめペアリングは、オールマイティな飲み方で合うペアリングをご紹介します。
今回おすすめするのがは「燻製牡蠣のオイル漬け」です!

燻製香が強く感じる牡蠣のオイル漬けは、オイリーさが増して食べ応えもあり、濃厚な牡蠣の美味しさとスモーク香がアードベッグのスモーキーな風味とピートのヨード感がとても良く合います。
この組み合わせを毎年1回は楽しみたいと、地元の友人と集まり楽しんでいます。
アードベッグ10年の評価とおすすめの飲み方

アードベッグ10年はAmazonや楽天のようなECは勿論ですが、最近ではスーパーやドラッグストアでも置いているところがありますね。
価格はスーパーなんかよりもAmazonで購入する方が安かったりします。Amazonで価格は大体5800円〜6200円程度ですね。
アードベッグ10年のおすすめの飲み方
今回飲んだ『アードベッグ10年』のおすすめの飲み方は全ての飲み方で美味しいんですが、やはりハイボールだと思います。
この臭くもスカッとする味わいといいますか、飲み応えも抜群でさっぱりしつつもちゃんと甘味も感じられるハイボールとして凄くおすすめです。
しかも夏場にはハイボール、それ以外の季節にはオン・ザ・ロックスやストレートと季節や気分によって飲み方を変えても全て楽しめるというのは素晴らしいですね。
アードベッグ10年の評価/91ポイント
ストレートや少量加水の評価としては、ストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボールで飲んでみての万能さや、所謂晩酌で楽しむのか、食後のデザートで楽しむのか。
一応評価基準として4項目25点満点でストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボール、価格・入手のしやすさで評価しています。
- ストレート:23pt
- オン・ザ・ロックス:23pt
- ハイボール:24pt
- 価格・購入のしやすさ21pt
これで91ptと致しました。じんわりと価格が上がってきているのは仕方がないですが、気軽に買える1本では無くなりつつあります。
抜群のピート感やスモーキーさでありながらも、これほど飲みやすく仕上げられていて、コアレンジのフラッグシップボトルであるのには驚きですね。
この香りがクセになる方もいれば、一切受け付けない方もいます。無理に飲むものでもないですし、このピート&スモークが好きな方が愉しむ1本なんだと思います。
ではまた!
Ardbeg(アードベッグ) 10年 700ml
Amazon