アードベッグ ウーガダール レビュー

私TaliskerManiaがタリスカー以外のお酒をレビューする企画。

今回は「アードベッグ ウーガダール」の特徴を少しでもわかりやすくお伝えできればと思います。

オフィシャル テイスティングノート

アードベッグ ウーガダールは実は私はアードベッグのコアレンジの中では1・2を争うくらい好きな銘柄で、濃厚なシェリー由来の風味が臭さを合わさってストレートやロックで抜群の美味しさなんです。

私だけでなくアードベッグのラインナップの中では人気上位に入るのではないでしょうか。

オフィシャルでも「甘さ、スパイス、深いスモーキーさのマリッジ」と書かれていいて、元バーボンと元シェリー樽での熟成とのことです。

それではオフィシャルのテイスティングノートを見ていきましょう。

香り:豊かで重厚で、爽快でスモーキーな香り。フルボディで、最初の香りは、暖かいクリスマスケーキ、クルミ油、パルマスミレットが新鮮な海のスパイス、杉、クリスマスツリーから落ちる松葉と融合した魅惑的なミックスです。くすぶる石炭の火とよく油を塗った革の香りが暖かさをもたらします。糖蜜タフィーとチョコレートでコーティングされたレーズンの甘さが煙から現れます。

味わい:濃厚な味わいと濃厚な口当たりの食感で、甘味、辛味、深いスモーキーな味の興味深いバランスです。最初は甘く冬のスパイスのバーストは、ハニーグレーズスモークフードと歯ごたえのある糖蜜の豪華な中口蓋によって対抗して、スモーキースパイシーな爆発を開始します。深いスモーキーな色調と豊かな香りの波が、上質なモンテクリストの葉巻のように口蓋に蓄積されます。

フィニッシュ:驚くほど長く、長引くレーズニー、深いモカトーン、豊かなアロマスモークが完璧に統合された仕上がりになっています。

出典:https://www.ardbeg.com/Ardbeg%20Uigeadail-1077251.html

アードベッグ ウーガダールの味をレビュー

アードベッグ ウーガダールの味

ではストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボールといったウイスキーの定番の飲み方をレビューしていきたいと思います。

基本的にはストレートの味のレビューを参考にしていただければと思います。

アードベッグ ウーガダール ストレート

香りはシェリー樽由来の甘い香りをまず拾います。シロップのような甘い香りとレーズン香がありますね。そして焚き火が終わった後のようなスモーキーさにアードベッグの特徴でもある磯っぽさが感じられます。

強くガツンとスモーキーという感じではなく、柔らかく香るスモーキーさで夕暮れのBBQ後を連想させてくれます。

飲んでみると味わいは甘臭いというのが一番合う表現ではないでしょうか。ドライフルーツの甘さであったり、少しチョコレートっぽさもある中で、それを優しいピートとスモークが覆っているような感覚。

しかしフィニッシュにはスパイシーさや潮っぽさも感じられ、レーズンやチョコレート、カカオのような余韻が長く伸びていくようなニュアンスでとても美味しいです。

アードベッグ ウーガダール オン・ザ・ロックス

オン・ザ・ロックスにすると木を燃やしたようなスモーキーさとブラウンシュガーやレーズンのような甘味がふわっと広がりとても美味しいですね。

しっかりとピート&スモークを感じる傍ら、甘さとフルーティさが同時に伸びて行くような感覚がとてもバランスが良く素晴らしいですね。

秋口から冬場には私にとって欠かせないのがアードベッグ ウーガダールのオン・ザ・ロックスとなっています。

アードベッグ ウーガダール ハイボール

最後にハイボール。しっかりとスモーキーさを感じさせるアードベッグのそれですね。

ほんのりとレーズンも感じますが、特に素晴らしいという事はなく、アードベッグ10年との価格差を考えると、ウーガダールをわざわざハイボールで飲むというのは私は無いですね。

それほどまでにストレートとロックがとても美味しいので、例えば「アードベッグが家にウーガダールしかないがどうしてもハイボールで飲みたい」という緊急時以外はハイボールはおすすめしません。

おすすめのペアリング

今回のアードベッグ ウーガダールにおすすめペアリングは、ストレートやオン・ザ・ロックスではやはり一般的にチョコなんか凄くおすすめです。

しかし今回おすすめするのは「ホタルイカのバター醤油炒め」です!

アードベッグウーガダール おすすめペアリング

アードベッグの磯っぽさは魚介類と抜群の相性で、バターの塩味と醤油の香ばしさを纏ったホタルイカの旨味はウーガダールは勿論ですが、全アードベッグいや全アイラモルト共通で美味しくたのしめるペアリングだと思います。

ホタルイカのシーズンは私の中でちょうどウーガダールのロックから10年のハイボールに切り替わるくらいなので、このシーズンを愉しむ意味でもおすすめですね。

アードベッグ10年との比較

アードベッグ10年との比較

共に抜群のスモーキーさを誇るアードベッグの銘柄ですが、スモーキーさの種類が違うような気がします。

ウーガダールのスモークは甘く優しい湿ったようなスモーク香でふんわりと広がるようなスモーク香なのに対し、10年のスモークはもっと乾いたキリッとしたスモークというか、サッパリとレモンを感じるような爽快さがあります。

それは味わいにも現れていて、10年はハイボールにおすすめの柑橘が香るような甘くも軽く爽快な味わいなのに対し、ウーガダールがドライフルーツやチョコレートを思わせるようなロックに合うもっと重さを感じるような味わいですね。

私の中では夏場のアードベッグ10年、冬場のアードベッグ ウーガダールのような棲み分けで良く飲んでいます。

アードベッグ ウーガダールの評価とおすすめの飲み方

アードベッグ ウーガダールの評価

アードベッグ ウーガダールはAmazonや楽天のようなEC、そして各酒販店で販売されていて、大型スーパーなんかでも地方では殆見かけることはないですね。

価格は凄くタイミングによるかと思います。日本市場に在庫が入ってきた頃だと8000円台で購入できますが、やはり入荷が先になってくると1万円以上で販売しているとこもありますね。

アードベッグ ウーガダールのおすすめの飲み方

今回飲んだ『アードベッグ ウーガダール』のおすすめの飲み方はストレートは勿論ですがオン・ザ・ロックスだと思います。

この甘臭いウイスキーは、ロックにすることでより、マイルドに溶け込んだかのようなまろやかな甘味とチョコレート感、そしてそれをコーティングするピート&スモークの長い余韻がオン・ザ・ロックスで愉しめます。

私の寒い季節の一軍ウイスキーとなっています。

アードベッグ ウーガダールの評価/86ポイント

ストレートや少量加水の評価としては、ストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボールで飲んでみての万能さや、所謂晩酌で楽しむのか、食後のデザートで楽しむのか。

一応評価基準として4項目25点満点でストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボール、価格・入手のしやすさで評価しています。

これで86ptと致しました。ウーガダールに関してはさほどの価格上昇を感じないと言うか、コロナ禍ではプレ値になってたので、今のほうが安く感じる方も多いのかなと思います。

やはりこの甘臭さはやみつきになる味わいで、ゆっくりと時間をかけて味わいの変化を楽しみながら過ごす食後の一時は最高ですね。

アイラモルトを飲み始めて、例えばボウモア12年を好きだった方にはボウモアの縦飲みも最高なんですが、是非アードベッグ ウーガダールも試してみてください。

ではまた!

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