バスカースモールバッチシングルポットスチルの宅飲み評価

私TaliskerManiaがタリスカー以外のお酒をレビューする企画。

今回はアイリッシュウイスキーバスカーの限定リリース「バスカースモールバッチシングルポットスチル」の特徴を少しでもわかりやすくお伝えできればと思います。

オフィシャルテイスティングノート

バスカースモールバッチシングルポットスチルは、ファーストフィルのバーボン樽で熟成後ヨーロピアンオークオロロソシェリー樽で後熟を行っています。

レザーを思わせる煙草の香り、柔らかな余韻を残すスパイス、そしてイチジク、サルタナレーズン、プルーン、ダムソンなど贅沢な秋の果実の複雑なアロマが香ります。オークとサンダルウッドの香りが、エレガントで滑らかな後味を生み出します。

ではストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボールといったウイスキーの定番の飲み方をレビューしていきたいと思います。

基本的にはストレートの味のレビューを参考にしていただければと思います。

タバコや革の香りと共に甘いレーズン香、そして黒糖のような香ばしさのある甘さとオークの樽香を感じますね。甘さとスパイスの香りのバランスがとてもいいです。

優しく滑らかな口当たりでレーズンとウッドの味わいが広がり、ややスパイシーな刺激も感じますね。レーズンやドライフルーツは濃厚で甘味が強く、ウッディさとスパイシーさがあってこそのまとまりだと思います。

オロロソシェリー由来の熟成感が素晴らしいです。ゴムのような嫌なニュアンスもなくしっかりとレザーや濃いレーズン感を愉しめます。

オン・ザ・ロックスにすると、口に含んだ瞬間の甘味はストレートよりも強まり、同時にスパイスの効いた味わい。

余韻はややビターさがあるものの甘味がしっかりと長く続いて美味しいですね。

ストレートに比べるとクリーミーな印象を受けました。だんだん氷が溶けるとよりマイルドになり味わいの変化もとても愉しめると思います。

ハイボールでもレーズンが香るハイボールで、赤いベリー系のフルーティさを感じられます。フィニッシュにはややほろ苦さがでるものの、とても飲みやすいですね。

甘口ハイボールで、スッキリと言うよりはデザート酒として愉しめますね。

バスカースモールバッチシングルポットスチルは記事執筆時においてはバッチ2がリリースされており、もしかすると年1回リリースかもしれませんね。

価格は6000円前後でAmazonなどのECで購入することができます。

今回飲んだ『バスカースモールバッチシングルポットスチル』のおすすめの飲み方はストレートやトワイスアップがおすすめですね。

やはり濃厚な甘さとフルーティさにオロロソ由来の革やスパイシーさがストレートやトワイスアップが一番愉しめました。次点ではオン・ザ・ロックスですかね。

長く続く余韻も含め、しっかりとシェリー樽の特徴が反映されていますね。

バスカースモールバッチシングルポットスチルの評価としては、ストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボールといったいずれの飲み方でもまず楽しめ、価格的にも安いと感じられるくらいの美味しさです。

一応評価基準として4項目25点満点でストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボール、価格・入手のしやすさで評価しています。

これで87ptと致しました。バスカーのオフィシャルからリリースされたボトルの中ではずば抜けて私は一番美味しいと感じました。

年数表記なしとは思えないくらいシェリー樽由来の特徴がでていて、ストレートやオン・ザ・ロックスは特に美味しいですね。

秋口から冬のような肌寒い季節に、デザートと合わせてゆっくりと楽しむのがおすすめの銘柄です。

ではまた！

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