
私TaliskerManiaがタリスカー以外のお酒をレビューする企画。
今回は「ゴールドロンズ」の特徴を少しでもわかりやすくお伝えできればと思います。
オフィシャル テイスティングノート
ゴールドロンズはボトラーズのダグラスレイン社からリリースされている、キャンベルタウンのモルト原酒をブレンドしたブレンデッドモルトです。
キャンベルタウンのモルト原酒と言うことは、スプリングバンク、グレンスコシア、グレンガイルと3つしかないので、あの大人気のスプリングバンク蒸留所のモルト原酒もすなわち構成原酒として使用されていると思います。
ではオフィシャルのテイスティングノートをご紹介します。
香り:海の空気、穏やかな煙、マヌカ蜂蜜、乾燥海藻のヒントで開きます。
味わい:最初は海洋的な性格を示し、甘いショートブレッド、ドライオーク、粗いシリアルにつながります。
フィニッシュ:スモーク、マダガスカルバニラ、シナモンパンケーキのパフをもたらすはっきりとスパイシーな仕上がり。
出典:https://www.douglaslaing.com/collections/remarkable-regional-malts/products/the-gauldrons
ゴールドロンズの味をレビュー
ではストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボールといったウイスキーの定番の飲み方をレビューしていきたいと思います。
基本的にはストレートの味のレビューを参考にしていただければと思います。
ゴールドロンズ ストレート
香りは蜂蜜のような甘さと、わずかに潮っ気、そして若干青りんごのようなフルーツ香も感じました。スモーキーさは苦手な方でも気にならないくらいかな。正直私にはほぼ感じません。
味わいは滑らかな口当たりから直ぐに塩っ辛い。蜂蜜や洋梨、青りんごといったフルーティさは本当に微かに感じる程度で、とにかく塩っ辛い。
その塩っ辛さと強すぎないクローブのようなスパイス、そしてビターなフィニッシュですね。僅かにナッティさもありつつも、やはり塩っ辛さが大きな特徴となっています。
ゴールドロンズ オン・ザ・ロックス
オン・ザ・ロックスにしてみるとグッと甘さが前に出てきた気がします。蜂蜜の甘味がまず現れてから、塩っ辛さとほろ苦いビターテイストなフィニッシュ。
氷が溶けてくると、マイルドな味わいになりますが、味わいがぼやけちゃったかなという気がします。
塩っ辛さも中途半端で甘味と同様に、氷で冷えて直ぐよりも野暮ったさを感じました。
ゴールドロンズ ハイボール
最後にハイボール。ハイボールでは塩っ気と共に柑橘のフルーツのような爽やかなフルーティさが感じられました。
僅かにですがスモーキーさも一番感じやすく、ほんのりと感じる甘味と共存しているような感覚。やはり飲みやすさとしてはハイボールが1番ですかね。
塩っ気が炭酸水の爽快さととてもマッチしているような印象を受けました。
おすすめのペアリング
ストレートは結構塩っ辛いので、甘みが強いスイーツなんかと合わせると甘じょっぱい感覚がとても美味しいですね。
チョコレートよりはクリーム系のケーキとか良いんですが、レアチーズなんか凄くよく合いますね。
またこの塩っ気と爽快なハイボールで合わせたい時は「ニシンそば」なんかよく合うと思います。とは言えニシンそばなんてなかなか自宅では用意が難しいですよね。
そこで鴨南蛮そばしかもインスタントでもとても良く合いますので、是非ハイボールを飲む際のシメとしてゴールドロンズのハイボールと合わせてみてください。
ゴールドロンズの評価とおすすめの飲み方

ゴールドロンズはAmazonや楽天といったECで購入は可能です。また大きな酒屋さんなんかに置いているところもあるとは思いますが、人気の銘柄ですので、タイミングが全てかなと思います。
ゴールドロンズのおすすめの飲み方
今回飲んだ『ゴールドロンズ』のおすすめの飲み方はストレートもしくはハイボールがおすすめですね。
どんな味わいで飲みたいかで使い分ける感じですね。より塩っ辛さを求める時はストレートで、また少し青りんごや洋梨のようなフルーティなニュアンスはハイボールの方が感じやすいと思います。
カクテルベースには使い難いですし、ロックは少し勿体ないと思うので、あとはトワイスアップや水割りという感じですね。
ゴールドロンズの評価/74ポイント
ゴールドロンズの評価としては、やはり価格に対するコスパの良さと宅飲みで購入するボトルしての優先度から考えています。
一応評価基準として4項目25点満点でストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボール、価格・入手のしやすさで評価しています。
- ストレート:20pt
- オン・ザ・ロックス:18pt
- ハイボール:21pt
- 価格・購入のしやすさ15pt
これで74ptと致しました。価格は大体8000円程度という事で、塩っ辛い特徴は凄く尖ってて良いんですが、これは好みの問題で私にはこの価格の価値は感じられませんでした。
8000円出したら結構な種類のスコッチのシングルモルトが買えちゃうので、宅飲み用としては私はシングルモルトの方が楽しめかな。
人気の理由はキャンベルタウンのスプリングバンクの高騰が背景にあるのかと思います。ただ宅飲みで考えた場合には、まずBAR等で飲んでみて自分の好みにハマってから購入するのをおすすめします。
まぁ全てのお酒がそうですが、人気だからといって自分の好みかどうかはわかりませんものね。
ではまた!
ザ ゴールドロンズ ダグラスレイン ブレンデッドモルト
楽天市場