グレンモーレンジィ12年 レビュー

私TaliskerManiaがタリスカー以外のお酒をレビューする企画。

今回は「グレンモーレンジィ12年」の特徴を少しでもわかりやすくお伝えできればと思います。

オフィシャル テイスティングノート

2024年にグレンモーレンジィ オリジナルが10年から12年に変更されたという事は少し驚きでしたね。だいぶ落ち着いたとは言えウイスキー人気の最中に原酒不足に陥るかと思いきや熟成年数を上げてくるとは素晴らしい底力だなと思いました。

またグレンモーレンジィはオレンジが香るようなハイボールでも知られているのと、首の長いポットスチルで蒸留されている事から、キリンをモチーフにしたカートンのリリースもありましたね。

それではオフィシャルのテイスティングノートを見ていきましょう。

香り:柑橘類と熟した桃は、バニラの柔らかさでバランスが取れています。
味わい:バニラが現れ、花のようなフルーティーさのバーストに道を譲る。
フィニッシュ:驚くほど長い余韻は、アーモンド、ココナッツ、そしてメープルシロップのタッチであふれています。本当においしい!

出典:https://www.glenmorangie.com/products/the-original-12-years-old

グレンモーレンジィ12年の味をレビュー

グレンモーレンジィ12年の味

ではストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボールといったウイスキーの定番の飲み方をレビューしていきたいと思います。

基本的にはストレートの味のレビューを参考にしていただければと思います。

グレンモーレンジィ12年 ストレート

香りはレモンやオレンジの柑橘感とバニラの甘い香り。そしてフローラルなニュアンスも感じられますね。爽やかでいて、しっかりと甘い香りがするのがいいですね。

飲んでみるとスムースな口当たりから、バニラの甘味とオレンジピール、若干のスパイシーさにほんのりビターな余韻。

これはめちゃくちゃ飲みやすい。突き抜けたクセはないですが、ここから様々な樽を使って追加熟成させることで、「後熟樽のニュアンスがしっかりとついていくんだな」というのでウットリしちゃいます。

基本にとなるこの美味しさがあってこその様々なフィニッシュが生まれるているのがわかりますね。

グレンモーレンジィ12年 オン・ザ・ロックス

オン・ザ・ロックスでは、冷やされることでバニラの甘味が強まり、また少しウッディなニュアンスが感じ取れるようになりました。そしてフィニッシュのビターな味わいも強まりますね。

氷が溶けてくると段々とバニラの甘味と柑橘フルーツがより感じやすくなり、徐々に変化していく味わいがいいですね。

優しい甘さと柑橘ピールのほろ苦さのバランスがオン・ザ・ロックスで飲んでも凄く良いと思いました。

グレンモーレンジィ12年 ハイボール

最後にハイボール。グレンモーレンジィの代名詞であるオレンジ香るハイボールは好きな方も多いのではないかな。

甘味もしっかりと出てるので、甘く爽快なフルーティさが愉しめます。あまりにも飲みやすいのでハイボールだとあっという間にボトルが空いちゃいますね。

スッキリとしたハイボールでクセが強くないので、様々な料理と合わせやすいと思います。

おすすめのペアリング

今回のグレンモーレンジィ12年におすすめペアリングはハイボールだと大抵の料理と合わせられるので、敢えてストレートで。

今回おすすめするのが「アップルパイ」です!

グレンモーレンジィ12年 ペアリング

写真はシャトレーゼのアップルパイなんですが、甘すぎず甘酸味が素晴らしくて、そしてパイ生地の香ばしさが良いんですよね。

これにグレンモーレンジィのほんのり感じる柑橘感とバニラの甘味がとても相性がいいです。

グレンモーレンジィ好きで近くにシャトレーゼがある方は是非ペアリングを楽しんでみてください。

グレンモーレンジィ10年との違い

グレンモーレンジィ10年 比較

旧ボトルといっていいのかな?グレンモーレンジィ10年が元々はオリジナルでしたよね。

12年になっても基本的な味わい特徴の部分では代わりはないように思います。変わったのは味わいの濃さといいますか、バニラの甘味であったりオレンジのニュアンスの部分で輪郭がくっきりとしたといいますか、感じやすくなったように思います。

当然私はさらに美味しくなったなという印象で、ラベル変更時に多くのウイスキーは少し戸惑うのですが、10年から12年の熟成年数の変更は単純にアップグレードされたかのように感じました。

グレンモーレンジィ12年の評価とおすすめの飲み方

グレンモーレンジィ12年の評価

グレンモーレンジィ12年はAmazonや楽天のようなECは勿論ですが、スーパーでも販売されていますね。

価格はAmazonで大体5000円台でしょうか。現在のシングルモルト高騰の中、タリスカー同様によく踏ん張ってくれているありがたいウイスキーだと思います。

グレンモーレンジィ12年のおすすめの飲み方

今回飲んだ『グレンモーレンジィ12年』のおすすめの飲み方はやはりハイボールですね。

グレンモーレンジィ12年特徴でもあるオレンジピールの爽快さとバニラの甘味がとても心地よいハイボールで、おそらくこれが苦手という方はウイスキー自体が苦手なのかも思えるくらい飲みやすい。

ウイスキー初心者の方にも取り敢えず飲んでみてとよくおすすめされるのが納得です。

グレンモーレンジィ12年の評価/86ポイント

ストレートや少量加水の評価としては、ストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボールで飲んでみての万能さや、所謂晩酌で楽しむのか、食後のデザートで楽しむのか。

一応評価基準として4項目25点満点でストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボール、価格・入手のしやすさで評価しています。

これで86ptと致しました。やはりハイボールの飲みやすさは群を抜いてますよね。その反面飲みやすすぎて違う銘柄に移っちゃうなんて事もあるのかも。

ただグレンモーレンジィの評価としては、このフラッグシップであるグレンモーレンジィ 12年はほんの入口なんですよね。

ここから1万円以下の中でも14年 キンタ・ルバン(ポート)、先日発表のあった15年 ラサンタ(シェリー)、16年 ネクタドール(ソーテルヌ)とグレンモーレンジィの称号である「樽のパイオニア」の本領が発揮されます。

いずれもめちゃくちゃ美味しいので、まずはこのグレンモーレンジィ 12年 オリジナルを飲んで、後熟の深みを味わいって愉しんでいただきたいなと思います。

ではまた!

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