
私TaliskerManiaがタリスカーが構成原酒に含まれるブレンデッドウイスキーをレビューする企画。
今回はアデルフィのブレンデッドウイスキー「マクリーンズ・ノーズ」の特徴を少しでもわかりやすくお伝えできればと思います。
オフィシャル テイスティングノート
マクリーンズ・ノーズは、アードナムルッカン蒸留所を所有するボトラーズのアデルフィがリリースするブレンデッドウイスキー。
モルト含有量が70%でシェリー樽原酒も使用しています。
焦げた柑橘類の皮、爽快な海塩、贅沢なホワイトチョコレート、そしてビーチでの焚き火のスモーキーなエッセンス。
出典:https://ardnamurchandistillery.com/our-whiskies
マクリーンズ・ノーズの味をレビュー

ではストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボールといったウイスキーの定番の飲み方をレビューしていきたいと思います。
基本的にはストレートの味のレビューを参考にしていただければと思います。
マクリーンズ・ノーズ ストレート
香りはトーストしたオーク、柑橘系フルーツ、ダークチョコレートのような香りが感じ取れます。シェリー樽熟成からくるゴムっぽさもわずかにあるように思います。
口に含むとまずは甘みがふわっと広がり、その後にスパイスとビターさが現れます。といってもマイナスな要素ではなく、複雑味として美味しいですね。若干のドライフルーツも感じられると共にオレンジピールのような爽快さも感じられました。
モルティで甘く、ほどよくスパイシーな味わいがいいですね。万人向けする味わいかと思います。
マクリーンズ・ノーズ オン・ザ・ロックス
オン・ザ・ロックスにしてみると甘みと同時にシェリー樽のクセのようなゴムっぽさがより強くなったように思います。
甘みと酸味のバランスが崩れ、余韻の苦みが強いですね。ロックはイマイチな気がします。
飲んでいくうちの味わいの変化は、氷が若干溶けた程度では、マイルドになる程度でやはりゴムっぽさが私は気になりました。
マクリーンズ・ノーズ ハイボール
最後にハイボール。ほんのりと感じる甘味、炭酸でより強まった柑橘感がとてもいいですね。さっぱりと飲みやすいハイボールだと思います。
強烈な個性はなく万人に飲みやすいハイボールですが、その分優先度は私の場合さがってしまいますね。ただ、こうした安定した味わいが好きな方は何度もリピートしてしまうかもしれませんね。
おすすめのペアリング
ズバ抜けてピーティでもなく、ドライフルーツ感が強いわけでもないので、ハイボールでの食中酒としては合わせやすいのではないかと思います。
では私がおすすめするハイボールのペアリングは「和風ハンバーグ」です。

ほんのりと感じる甘さとスッキリとした柑橘感は、さっぱりとしつつも肉感のある「おろし醤油のハンバーグ」がよく合いますね。
もちろんこれが一番という訳ではございませんが、こうした和風のものでも合わせやすいハイボールだと思います。
マクリーンズ・ノーズ 評価とおすすめの飲み方

マクリーンズ・ノーズはAmazonや楽天なんかでは見かけにくいのかな。価格は4000円台とスコッチのブレンデッドウイスキーと考えるとそこそこしますね。
アードナムルッカンの比率は高いのかとは思いますが、やはりブレンデッドということで、ちょっと物足りなさを感じました。
マクリーンズ・ノーズ おすすめの飲み方
今回飲んだ『マクリーンズ・ノーズ』のおすすめの飲み方はストレートかハイボールがおすすめですね。
ストレートではそこそこシェリー樽熟成を感じますが、ハイボールでは非常にさっぱりとしちゃいます。しかし強烈なクセはないので飲みやすく、様々な料理に合わせやすい味わいかと思います。
私はロックはなしでした。
マクリーンズ・ノーズの評価/74ポイント
マクリーンズ・ノーズの評価としては、ストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボールといったいずれの飲み方でもまず楽しめ、食中酒としても素晴らしいウイスキーということですが74ポイントと致しました。
一応評価基準として4項目25点満点でストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボール、価格・入手のしやすさで評価しています。
- ストレート:21pt
- オン・ザ・ロックス:15pt
- ハイボール:20pt
- 価格・購入のしやすさ15pt
これで71ptと致しました。やはり品薄で購入しにくい点と価格は飲んでみて私にはちょっと高いかなと感じました。
よくも悪くも平均的に楽しめる銘柄なのですが、その分マクリーンズ・ノーズを選ぶ個性に欠けると思います。
安くて美味しいブレンデッドウイスキーは山ほどあるので、よっぽどのアードナムルッカン好きでなければ、後回しでもいいのかな。
ではまた!
マクリーンズ・ノーズ
Amazon