ポッチゴー 8年の宅飲み評価

私TaliskerManiaがタリスカーが構成原酒に含まれるブレンデッドウイスキーをレビューする企画。

今回は「ポッチゴー 8年」の特徴を少しでもわかりやすくお伝えできればと思います。

オフィシャルテイスティングノート

ポッチゴーはスカイ島に本拠地を置く「Pràban na Linne社」がリリースするブランドの一つで「ゲーリックウイスキー」という名で生産し、ポッチゴーは8年の他に12年、21年がリリースされています。

香り：ミディアムスイート、フレッシュでリッチ。

味わい：微妙な香りのバックボーンのピートと心地よい堅牢な豊かさを備えたフルボディ。

フィニッシュ：長く、スモーキー。

ではストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボールといったウイスキーの定番の飲み方をレビューしていきたいと思います。

基本的にはストレートの味のレビューを参考にしていただければと思います。

香りは結構甘い蜂蜜の香りが先行して現れます。そこから明るいドライフルーツ、優しいピートとスモーキーさが現れます。

ピート＆スモークはほんのりと香る程度で、ピート香が苦手な方でも、ポッチゴーの甘い香りとフルーティな香りで幾分か飲みやすいかと思います。

味わいはしっかりとした甘味の奥にタリスカーを優しくしたようなペッパー、潮っ気、優しいピート＆スモークと続きます。しかしながら口当たりからフィニッシュまで総じて蜂蜜やドライフルーツのような甘味が続くのでタリスカーが苦手な方でも楽しみやすいと思います。

オン・ザ・ロックスにしてみると、まず冷やされることでピートやスモーキーさがより拾いやすくなったと思います。

味わいはやはりストレート同様にドライフルーツの甘さをしっかりと感じつつ、フィニッシュにはシェリー樽熟成でよく感じるビターチョコレート。ほろ苦さもありつつ心地よいピートやスモーキーさも感じられていいですね。

氷が溶けると、余韻のビターさがマイルドになり甘さが強まった気がします。マイルドなチョコレートのニュアンスで甘味を楽しめますね。

最後にハイボール。ハイボールでも甘さはほんのりと感じられ、ふわっと香るレーズン香にピートとスモーキーさがとても心地よい味わいですね。

ピートの香りやスモーキーさはハイボールが感じ取りやすいですが、潮っ気であったりペッパーのスパイスは感じ取り難くなったように思います。

それでも普通に飲みやすく愉しめる味わいですね。

ポッチゴーの最大の欠点はAmazonや楽天といったECでもタイミングが良くなければ売られていません。大手の酒屋でも並ぶことは珍しいです。

美味しいんですが、この入手し難いのがもどかしいですね。

今回飲んだ『ポッチゴー 8年』のおすすめの飲み方はストレートかハイボールがおすすめですね。

感覚的にはタリスカーを飲みやすくした印象で、甘味とフルーティがグッと強まります。ストレートにしてもハイボールにしても甘味と柔らかなスモーキーさで多くの方が愉しめると思います。

ポッチゴー 8年の評価としては、ストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボールといったいずれの飲み方でも楽しめ、食中酒としても素晴らしいウイスキーなのですが、入手が結構難しいんですよね。

一応評価基準として4項目25点満点でストレート、オン・ザ・ロックス、ハイボール、価格・入手のしやすさで評価しています。

これで75ptと致しました。価格自体のコスパとしては悪くないんですが、まぁタイミングが悪いと見つけることが出来ません。

こういったボトルはおそらく私のようにタリスカーが大好きな方が構成原酒として使われているというのが無ければ宅飲み用に購入するのは勿体ないかなと思います。

またタリスカー好きからすると、味わい的には優しすぎて物足りなさを感じるかと思います。

とは言え味わいはタリスカー云々ではなく、美味しいんですよね。まぁBARなんかで見つけたら飲んでみるのがおすすめかなと思います。

ではまた！